福島きょうだい会

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精神に障がいをもつきょうだいがいる兄弟姉妹の会   管理人 まるちゃん

夏の学習大交流会に参加しました

 平成20年8月24日(日)に福島市保健福祉センターで行われたNPO法人ひびきの会夏の学習大交流会に参加しました。

 シンポジウムは福島医大の國井先生、ひびきの会の2名の方が入院生活、回復へ向けて、自立した生活とお話してくださり、その後、各テーマごとのグループワークがありました。

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 「よりよい入院生活のために」 福島医大 國井泰人先生

 入院というと、家族はかかわりが少なく、当事者の生活が見えにくくなりますが、その中でも、家族が出来ること、何が出来るかについて → 家族も治療に参加する
   ・ 病気についての正しい知識を得ること
   ・ 治療に適切な環境を提供する。
   ・ 現状や将来を悲観せず、本人の良い面に目を向ける。
   ・ 家族が心身ともに健康を保つこと
   家族が心配しすぎると、その気持ちが伝わって本人の調子が悪くなることがあるので、
   家族がゆとりを持った対応をすると本人は安心します。
   実際に薬物療法や生活技能訓練のほかに、家族療法を取り入れたほうが再発が少なく
   また家族の接し方しだいで再発率が5倍も違うそうです。

 
  「回復に向けての家族生活」 ひびきの会会員 Yさん  

 Yさんのお子さんは発病後、クリニックのデイケアに参加し、現在はひびきの会の事業所で食事作り、支援センター「ひびき」でピアカウンセリングリーダー担当の他、外部の短期アルバイトを行えるようになった経緯をお話してくれました。
 
 Yさんがお子さんの回復に向けて心がけたことは
  ・「ありのままがすばらしい」という価値観を大切にする
  ・一緒にテレビみたり、食事や旅行に出かけ楽しいこと、「大笑い」をして過ごす
  ・話を傾聴する
  ・干渉しすぎないために仕事を退職せず継続したこと
  ・家族で抱え込まず信頼できる人の支援を受ける
  ・病気について正しい知識を学び、適切な判断をする
  ・ひびきの会の活動に関わる
  → 当事者、スタッフ、家族、との連携は家族が社会から、孤立せず大きな安心感になる。 
 
 Yさんのお子さんが語る「回復への道筋」 
 クリニックのデイケアに通っていたときは、スタッフに何も言えずに、紙に書いて渡していた。
回復してきたのは、ここ3~4年だと思う。
きっかけは、趣味で作っていたケーキを作業所でも作るようになり、「おいしい」とほめられ、また販売もするので、次はどんなケーキを作ろうかと考えるようになった。
「ぷちろんど(ワークショップろんどの喫茶業務)」での調理補助は立ち仕事、1日に30~40食作るので食材が多いときなど大変だが頑張って作業している →自宅での食事作りや、立ち仕事の短期アルバイトに役立っている。
 Yさんが働いているので、自宅でも買い物を含め夕食を作るようにしている。
  

  「親から自立した生活のために」 ひびきの会会員 Sさん 

 Sさんのお子さんは、現在自宅を出て、共同住居にて単身生活をしています。Sさんがひびきの会につながり、お子さんが今の生活になるまでをお話してくれました。
 
 Sさんは、ご主人を亡くされ、当事者であるお子さんと、娘さんのご家族(当事者の妹夫婦、孫)と2世帯住宅に暮らしていましたが、お孫さんはまだ小さく、当事者の病気をよく分からずにいます、当事者のお子さんが気兼ねせず、落ちついた生活がほしかったそうです。
 支援センター「ひびき」を紹介され、始めは2人で時々「ぷちろんど」に食事にきていましたが、本人からの「今度はいつ行こうか?」の言葉でひびきの会入会を決め、その後も支援センター「ひびき」の英会話などにも参加し、共同住居の体験入居を経験し、その後、共同住居に入居し1人暮らしへ。
 1人暮らしになれた頃、勧誘の人にインターホンを何度も押され怖い思いをしたこともあり、自宅に戻ることも考えましたが、支援センター「ひびき」のスタッフにインターホンの電池をとってもらうなど即座に対応してもらい、現在は月~金は共同住居、土日は自宅で生活して、以前は1日に何度もあった電話も少なくなったそうです。
 食事は月~金はぷちろんどで3食提供があり、1人暮らしだと不足がちな野菜を取れるようなメニューにしてくれるので安心している。
 1人で悩みを抱え込まず、ひびきの会に入会し、勇気をもらった。

  グループワーク 
 交流会参加者が家族、当事者、福祉関係者、学生、市民ボランティア、合計100名ほどあったので、少し時間が足りないようでしたが、学生さんやヘルパーさんのお話が聞けて家族以外の人とのふれあいの大切さをあらためて感じました。
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by fukusimakyoudaika | 2008-08-26 20:37 | 報告